執筆者:山下 日彬 氏
(ヤコン・インターナショナル)

「世界10位以内のブラジル」

世界を見ると、米、英、仏、伊が、他国にかまわず独自路線を進む動きだ。ブラジルなど新興国がさらに成長するには、自国の長所を伸ばしながら、自ら貿易収支を均衡させる努力もする必要がある。ブラジルの長所を知るための「世界10位以内のブラジル」293項目を集めた。

「今一度原点に返って」

世界のAI化とブラジルの日系社会の高齢化はさけられない。進出企業も、「日系社会があって、ブラジルが好きだから」だけで過去の延長では存続できない時代になる。進出の目的、ブラジルに期待される業種か、今一度原点に返って、ブラジルへの貢献度を再検討しよう。

「カイピリーニャを飲みながらシュラスコの絵」

ブラジルの世界1位を見ると、牛の飼育数、コーヒー豆輸出量、オレンジ・ジュース輸出、砂糖キビの生産量など、笑ってしまうが、「カイピリーニャを飲みながらシュラスコで、デザートはオレンジとコーヒー」が最も自然な姿になる。

「ブラジルのトランプさん米国を表敬訪問」

3月19日ボルソナロ大統領は、閣僚6人と共に17日ワシントン入りし、トランプ大統領を表敬訪問した。トランプはブラジルのOECD入りを支持すると発表、またボルソナロは6/17より米国、カナダ、日本からの旅行者にビザなし90日間入国の許可を発表した。

 

 

「ブラジルの重点テーマは」

同行した閣僚は、パウロ・ゲデス(経済)、セルジオ・モーロ(司法公安)、アウグスト・ヘレノ(治安局)、テレーザ・クリスティーナ(農業)、ベント・アルブケルケ(鉱山エネルギー)、マルコス・ポンテス(科学技術)だから、重点は「農業、エネルギーと通信、衛星」か。

 

「べネズエラ対策は」

ブラジル政府は、べネズエラでの軍事介入はしないが、ボルソナロ大統領はマドゥーロ政府を終わらせて民主主義に戻ることを望んでいる。アラウージョ外相も加わり、前日から大統領子息のエドアルド(PSL-SP)がトランプ再選のキーマンとなるスチーブ・バノンとも接触している。

 

「半導体の製造技術」

東芝半導体事業の株式過半数売却の報道:日本は輸出統計によると世界8位、大丈夫か。何でもデジタルの時代になると、国家の安全保障も、チップで決まることになる。国内の生産維持には、底辺部品の量産施設も必要だが・・・

「IoT時代最後の砦」

チップの製造で日本は完全に後れをとったが、日本の最後の砦は、センサー製造とそのデータの圧縮送信保管技術だろう。一つの飛行エンジンの動作状態を把握するのに、例えば100項目のデータが必要とすると、それを毎秒、圧縮し暗号化してインターネットで順次送信し、保管する技術だ。

 

「職業と食い扶持を別に」

どんなに、凄腕の政治家が出現しても、世界のAI化の傾向を止めることも、毎年増え続ける現在の地球人口70億人の完全雇用も実現できないだろう。職業と失業者の食い扶持は、まったく別に、対処する必要がある。

 

「AIロボット時代の海外進出」

AIで人間の職が無くなると心配されている。AIロボットを採用したら、休憩なし24時間勤務が可能になり、残業、3K問題、いまの労働基準問題は殆どなくなる。新興国の経営者が率先して採用するだろう。今後の海外工場進出の姿は全く異なるものになるだろう。

 

「海外無人工場も夢ではない」

5G技術で遠隔手術が可能になる。工業も、本社からの海外工場の、リモコン自動化が可能になる。したがって海外工場も移住のように大げさに考える必要はなく、社長が本社にいて現地は無人工場でも良い。僻地でも、危険地域でも、労働者過保護の労働法の国でも問題ない。

 

「AIロボットで人間居住区域不要に」

AIロボットの本格実用時代になると、工場内に食堂、調理室、医務室、休憩室、トイレ・シャワー室、娯楽室、保育施設などは一切不要になり、一角に管理人用のホテルのような施設があればよいことになる。

 

「AIロボットは宇宙船船長として最高」

AIロボットは、潜水艦、宇宙衛星など船舶内の人間居住区域を最小にできるし、完成したAIロボットは宇宙船船長としては最高だ。呼吸しないから酸素不要、食事しないから水も食料も不要、トイレも不要、100年以上の長旅もできる。

 

今後の課題AIには盲点も」

ブラック・アウトは、ニューヨークでも起きた。ブラジルでも州全体の停電が年に何回も起きる。システムとAIの盲点があると思う。AIには、囲碁ソフトのように、自分でデータを分析し「最良を選択実行する」機能があるから、設計者が想定しない結果を実行してしまう。

 

「格安高齢者介護手法を」

日本の高齢者は2025年に3,635万人、後期高齢者は1.9倍に増えるとのこと、従来通りでは経済的に継続不可能となる。高齢者医療も介護も従来の1/3以下の予算の新手法を、未来を担う若者の考えも聞いて、公募で開発すると良い。そのアイデアはこれから高齢化に入る国々と共有できる。

 

「高齢化先進国の日本の知恵」

ロボットに、老人を抱きあげて風呂にいれたりする、無駄な「荷重労働」をさせるのはやめてほしい。その目的は老人を湯舟に抱えて入れるのではなく体を洗うことにあるのだから。

 

「まとめて面倒を」

高齢化社会突入が確実で、若者の介護経費負担増が危惧される。やはり、まとめて面倒をみるしかないと、早めに国民が共通認識し、最も合理的経済的なシステムを構築しておくべきであろう。高齢者の心情も配慮するが、介護ルーチンと帰宅のようなノスタルジー行為は別に考えよう。

 

「安全便利な区域に施設を集中」

徘徊老人事故死、孤独死など、介護疲れで自殺など悲惨な事件が報道されている。少子化老人社会になるのであるから、地区全体を高齢化対応の安全センターにして、寝たきり老人も居住、老人ホームや診療所、病院なども、はじめから安全な区域にのみ設立を許可すると良い。

 

「予防的合理化管理方法で」

未来の老人介護、特別の持病がない人は、○才になったら総入れ歯、○才になったら、盲腸、胆嚢、前立腺は定期健診で取り去る。○才になったら、白内障、近眼、老眼を手術、すべて徹底的に合理化自動化された予防的管理手法で、さらに経費を今の数分の一にする。 

「老人介護ロボット実験場に

安全センターでは、歩行リハビリ、新時代の介護ロボット、リモコン、車いす装備、買い物代行、自動運転送迎車サービス、関連ソフトの実験場も兼ねる。もちろん血圧、血糖値、など簡単な検査はいつでもできる。ボランティアへの新報酬システムでボランティアは宿泊無料。