「セミナーより:コロナ対策雇用維持措置」

ブラジルの極めて煩雑な労務関連法も配慮した、微に入り具体的な暫定令(MP)を発令している。

年商480万レアイス以下の簡易税制企業は負担なし、また最賃以下には下げない基本条件を守り、月給補助を制定している。それも申請後10日で入金とのこと。

執筆者:山下 日彬 氏
(ヤコン・インターナショナル)

 

流行のツイッタ-などSNS同様に、指でスクロールしながら、一瞬に読み取れます。興味ある内容のみに眼を止めてください。

 

「コロナ・ウイリスの猛威」

2/26に最初の感染報道、あっという間に中国を抜き、5/3には10万人を突破、世界9位の感染国になった。どのように収束するのか。集団免疫しかないのか。ボルソナーロ大統領は開き直っているように見える。死亡者を減らすためUSP開発の簡易式人工肺に期待。

 

「コロナ制限現況」

4/29政府は陸路によるブラジルへの外国人の入国を,国籍を問わず制限する措置を30日間延長すると発表。水路は4/26に30日間延長済み。その他は4/30までの制限措置を5/11まで延期、その後、当局は、密集を回避しながら徐々に制限を解く模様である。

 

「サンパウロ州でマスク使用義務化」

マスクはあまり使わぬブラジルで、5/4より公共交通機関を利用する際のマスク着用が義務化、市警により罰金も課される。バス、地下鉄、電車、タクシーやウーバーなどのアプリを利用した配車にも適用。5/7からは道路や、公共の場所でも義務となる。

 

「米国ブラジルからの航空便禁止を検討中」

4/28トランプ大統領はブラジルからフロリダ州への航空便を禁止するべきとフロリダ州知事へ提言。デサンチス州知事は入国時の検疫を厳格にすることで必要ないと答える。

 

「緊急補助金600レアイスの支払い」

4/26下院承認、非正規雇用者、シングルマザー、零細企業主、勤労不可能な高齢者、障害者や継続扶助(BPC)申請者らの救済目的。

4/27まではデビットまたは送金、4/27~5/5まで生年月別に現金引き出し。

またCPFをもたぬ人を無料で受付け開始。

「長蛇の列で補助金申請時のCPF正常化手続き一時中止に」

CPFをもたぬ子どもの申請や既存のCPFを正規化する手続きの難しさは、国中に行列を引き起こし、接触感染になるので一時中止となった。補助金600レアイスの引取り期限は3か月。

「VALE社がコロナ対策医療従事者用品を輸入」

中国で調達した最初の便が、4/11 GRU国際空港に。発注計263トンの一部で9便で継続到着する。簡易テストキット500万個、N95マスク254万枚、の使い捨てマスク1074万枚と、 手袋22万個、防護服136万着、ゴーグル4500個を連邦政府に寄贈。

「世論調査:大統領の信任」

4/3 Datafolhaの世論調査で、コロナ対策も勘案し、「ボウソナロ大統領は辞任すべきか」と聞いたところ、「辞任すべき」37%、「辞任すべきではない」59%、「分からない」4%だった。
なお月収で最賃5〜10倍層は69%、2〜5倍層は64%が辞任に反対。

 

「初の会議所WEBセミナーに参加した」

SPの商工会議所とJETROの共催で「ブラジル政府の雇用維持のための救済措置解説セミナー」がZOOMを使って実施された。画質音質すべてよし。資料などはOHPより鮮明。

今後のセミナーにもZOOMを併用すれば出張中の人も参加できて良いと思う。

 

「セミナーより:コロナ対策雇用維持措置」

ブラジルの極めて煩雑な労務関連法も配慮した、微に入り具体的な暫定令(MP)を発令している。

年商480万レアイス以下の簡易税制企業は負担なし、また最賃以下には下げない基本条件を守り、月給補助を制定している。それも申請後10日で入金とのこと。

「セミナーより:テレワークの残業」

ブラジルはテレワークもかなり進んでいて工業部門で、在宅勤務で継続する企業の比率はおよそ80%、サービス業では89%に達している。暫定令で細に入り規定しているのは流石である。

テレワークで会議など義務時間を設定すると残業が発生するとのこと。

「1~3月の経常収支152億ドルの赤字」

2015以降で最悪の赤字。2/27最初のコロナ感染者発見、3/30入国制限を開始した。

出所:中銀 単位100万ドル

 

 

「世銀は本年度ブラジルのGDP伸び率をマイナス5%と予想」

コロナウイルスのパンデミックの影響で2020の伸び率がマイナス5.0%になると、過去120年間で最大の経済リセッションとなる。過去最大のブラジルの経済リセッションは、1990年のコーロル・ショックのマイナス4.35%。

 

モロ法相の辞任

4/24辞任、理由は大統領が連邦警察長官を解任し、選挙中大統領の警備を担当、大統領次男カルロス氏と懇意なラマジェム氏を任命したこと。

新法相のオリヴェイラ氏は大統領府総務室長官で、三男エドゥアルド下議の元側近、大統領支持者と反対派はブラジリアで衝突事件が起きた。

 

「着伯61年同船者会は中止」

4月で着伯61年になったが、コロナ・ウイリスの影響で、本年は「あめりか丸」同船者会は中止の連絡があった。残念。

 

「1960頃:文盲対策校モブラルで」

無償でポ語の学習ができるからモブラルへ通った。

算数優等生。ゼロで割る割り算で先生を言いまかしひどく嫌われた。

 

「1960頃:YMCAのフェスタ・ジュニーナで」

ポ語を覚えるのとブラジル人と接する時間を多くするためYMCAに通う、温水プールもあった。

フェスタ・ジュニーナで右から2人目が筆者

「周辺国情報:アルゼンチン」

4/24フェルナンド大統領がメルコスール貿易交渉を放棄、もともとFTAや自由貿易には無関心である。業界は二国間の自動車協定に対しても大統領が一方的な判断を下す可能性があると懸念している。多国籍企業は製造ラインをブラジル側に移す可能性もある。

 

「周辺国情報:ベネズエラ通貨」

2018 8/20に5桁のデノミをしたボリバル・ソベラノ(Bolivar Soberano)

3/28露ロスネフチ石油権益を露政府へ売却し撤退をきっかけに為替下落再発。5/1原油価格はUS$ 9.66に下落。仮想通貨PetroはなぜかUS$58.79である。