2020年7月
執筆者:山下 日彬 氏
(ヤコン・インターナショナル)

流行のツイッタ-などSNS同様に、指でスクロールしながら、一瞬に読み取れます。興味ある内容のみに眼を止めてください。

 

「ブラジルの累計感染者数世界2位に」

6/4の感染者数31890人と死亡者数1492人は、いずれも過去最高でこの日世界一である。なんとしても猛威を断ち切らねばならない。現状では米国、ブラジル、インドを如何に収束させるかが課題である。

 

「リオ市6段階で閉鎖解除」

6/2リオ市は6段階で経済再開計画を公表、各段階は最低15日間で、8月まで状況を見ながら徐々に解除するとのこと。第1段階はレストラン(デリバリーのみ)、ホテル、宗教施設、単独のスポーツなど。

 

「トランプさんブラジルからの入国禁止」

5/28よりブラジル発米国行航空機に搭乗する外国人の入国禁止、第三国からのブラジル経由乗り継ぎ便で、ブラジル空港内待機のトランシット客も対象になる厳しいもの。

 

「米国のコロナ感染者」

米国の感染者数が世界一になった。これほど増えるとは想像だにしなかった。初期増加カーブに対し収束がだらだらと長引くのが不自然である。今も毎日2万人以上の感染者が発見されている。昨冬、通常の肺炎の死者数が異常に多かったのは、感染が年末から起きていたとみるべきか。

「農畜産輸出:ブラジルで記録更新100億ドルを突破

主に中国向け大豆派生品が牽引し、4月の農畜産物輸出シェアは、前年同月の42.2%から55.8%に増加した。

4月の穀物類の輸出は1630万トン、54億6000万ドルと前年同月より700万トン増で73.4%増。コロナ・パンデミックの影響。

 

「メルカード・リ-ブレ社好調」

5/7南米のEコマースの最大手、アルゼンチン資本メルカ-ド・リーブレ社の第1四半期の売上は、ブラジル55%、アルゼンチン123%、メキシコ81%増で、4月からブラジルのスーパー市場に参入し、生鮮や冷凍食品も取扱う。ナスダックは740.02ドルの記録。

 

「5月貿易収支45憶ドルの黒字」

5月の貿易収支は45億4800万ドルの黒字、1~5月は輸出計853億0100万ドル、輸入計689億5200万ドルで貿易収支は163億4900万ドルの黒字、過去12か月累計では420億ドルの黒字で2016年6月来の低値。

単位:百万ドル5月は仮集計値

「新保健相が辞任、後任はエドゥアルド陸軍大将」 

5/16 ネルソン保健相はエンリケ氏の後任として、4/17に就任したばかり、ハイリスクの人だけ隔離の社会隔離、ヒドロキシクロロキンの使用、スポーツジム、理髪店、美容室を含めた基幹業務再開、迅速かつ広範囲で隔離解除等の大統領令に反対した。

 

「大統領、高裁、検察、リオ知事の確執」

発端は、大統領の検察庁長官人事介入反対でモロ法相の辞任。

連邦警察が、次期大統領候補の州知事をコロナ病院収賄容疑で家宅捜査。

連邦警察がFAKENEWS拡散容疑でPSL議員などを逮捕、総元締めは大統領次男。最高裁がセルラー押収要請をお蔵入りに。

 

「中銀Selicを3%に利下げ」

5/6 中銀の通貨政策委員会(Copom)はSelicを3.75%から3%に引き下げた。コロナウイル対応で過去最低となった。

出所:中銀

「IBGE発表の2月~4月の失業率12.6%」

就労・失業者管理センター(Caged)によると3月および4月の2か月間で正規雇用の労働者110万人が解雇され、失業者数1280万人になった。4月の失業保険申請件数は、前年同月比22.1%増74万8484件。

「マイナンバーカード」

交付から4年経過で普及率は16%。10万円給付は活用のチャンスだが、43の自治体が、申請者のミスで確認作業が増え、オンライン受付を停止した。9月から月5千円還元の普及キャンペーンが始まる。

ブラジルも給付金申請にCPFの不備修正を試みたが長蛇の列であきらめた。

 

周辺国情報:アルゼンチンが債務不履行」

5/22約650億ドルの債務再編交渉が22日までに妥結せず、デフォルト(債務不履行)状態となった。同国のデフォルトは9回目。

 

「周辺国情報:ベネズエラ通貨」

2018 8/20に5桁のデノミを実施。Petroでは独自の国際仮想通貨をめざしたが、原油価格がドル基準で、ドル圏制裁から抜け出せていない。

5月:個人の外国送金は通常コロンビア国境から行われるが、現在送金は極めて困難になっている。

「中国、デジタル人民元を4都市で実験開始か」

4/17中国人民銀行は深センなど4都市でアプリを提供し、デジタル人民元の実験を開始したとのこと。中国農業銀行も関与し国内決済だけであれば、通常のカード機能の電子化だが、外貨決済も可能となると、誰が外貨を提供するのか注視する必要がある。

 

「周辺国情報:チリLATAM和議申請」

5/26 LATAM航空のチリ、ペルー、コロンビア、エクアドール、米国在の関連会社が米国で和議(11条)を申請した。ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの子会社は含まれない。負債額149憶ドル。TAMとLANの合併で、従業員42,000人。

 

「メルコスールと韓国の自由貿易協定

5/27全国工業連盟(CNI)は連邦政府に協定交渉の中止を要請、理由はブラジル国内産業の51部門が悪影響を受け、貿易収支赤字が70億ドルに拡大する。米国やメキシコとの自由貿易協定を優先すべきと主張。協定は除外部門と関税撤廃の審議が遅れていた。