演 題:―中南米局長・駐メキシコ大使・駐ブラジル大使を歴任―日本の対中南米外交40年:歴史と展望を語る
主催:ラテンアメリカ協会
後援:日本ブラジル中央協会
講師の山田彰大使は、2012年から14年まで外務省中南米局長、14年から17年まで駐メキシコ大使、さらに17年から昨年11月まで駐ブラジル大使を務め、わが国の対中南米(ラテンアメリカ)外交の第一線で活躍された外交官です。スペインや米国、イラク等の大使館および外務省の経済局や経済協力局などで勤務された幅広い経験をお持ちです。今回は特に、最も長く関わってこられた中南米に焦点を当て、1980年代から今日までの、わが国の対中南米外交の足跡と、その経験から想起される今後の展望についてお話しいただきます。
わが国と中南米の関係は、明治維新後の外交関係の開設や日本人の中南米移住から始まり、一世紀以上に亘って総じて良好な関係にあります。この40年間を振り返ると、中南米では、軍政から民政に移行した後、対米関係や経済社会政策を巡って右派・左派・ポピュリスト政権などのせめぎ合いが続き、経済的にも、対外債務危機、資源ブーム、新興国ブーム、最近ではコロナ危機などを経験してきました。わが国は、そのような中南米の変化に向き合いつつ、様々な外交努力を行ってきましたが、山田大使はまさにその最前線で手腕を発揮してこられました。今回の講演では、中南米との関係だけでなく、流動化する国際情勢の中でわが国のあり方を考える上で示唆に富むヒントもいただけるのではないかと期待しています。
今回は、大使の講演の後、同じく長年、中南米に関わってこられたビジネス界から三菱商事の松永愛一郎常務執行役員に、ジャーナリストの観点から日本経済新聞の宮本英威サンパウロ支局長にコメントを頂き、意見交換を深める企画としました。
蔓延防止措置が終わったとはいえ感染者数が高止まりしていることもあり、オンライン(Zoom)のみでの開催に変更しました。また、最近のロシアによるウクライナ侵略など国際情勢が大きな変動する中、今回の講演会は今後の中南米情勢やわが国との関係を占う上で大変有益であり、できるだけ多くの方々に視聴いただけるよう、会員・非会員を問わず、参加費は無料とすることにしました。
日 時 | 2022年4月13日(水) 10:00-12:00[日本時間] |
開催方式 | Zoomによるオンライン |
講演者 | 山田 彰 前駐ブラジル・元メキシコ日本国特命全権大使(元中南米局長) |
演 題 | ―中南米局長・駐メキシコ大使・駐ブラジル大使を歴任― 日本の対中南米外交40年:歴史と展望を語る |
コメンテーター | 松永愛一郎 三菱商事常務執行役員 宮本英威 日本経済新聞サンパウロ支局長 |
モデレーター | 堀坂浩太郎 ラテンアメリカ協会副会長 |
参加費 | 無料 |
お申し込み | 下記お申し込みフォームからお申し込みください。 |
お問い合わせ | 日本ブラジル中央協会 事務局 メール(info@nipo-brasil.org) |