講演者:佐野 浩明 氏(在レシフェ総領事)
演 題:「ノルデスチから見たブラジルを語る2.0」

ノルデスチ(北東部)のペルナンブーコ州は、ルーラ大統領の出身地として知られていますが、その州都Recifeは美しい海岸線で有名な観光地でもあり、多くの文化人を輩出した文化都市でもあります。

ノルデスチは経済史的にはサトウキビのモノカルチャー構造に象徴されるような低開発地域ですが、最近の地域経済成長率はブラジル全国平均を上回っており、特に製造業での伸長が注目されてきております。2015年にペルナンブーコ州ゴイアナ市に竣工したステランティス(元フィアット)第二工場では年間生産台数が20万台を超え、同市周辺には数十社もの関連部品企業クラスターが形成されています。日系進出企業に目を向ければ、自動車関連では武蔵精密工業やブリジストン(バイーア)、食品加工関連では日清食品やニチレイ、IT関連ではNTTデータなど、地元に根付いた企業活動を展開しております。

Recifeに総領事館が開設されたのは1962年でしたが、現在、同総領事館の管轄地域(セアラ、リオグランデ・ド・ノルチ、パライーバ、ペルナンブーコ、アラゴアス、セルジッペ、バイーアの北東部7州)における在留邦人は約千人、日系ブラジル人人口は約35万人とみられています。

地元政治に目を向ければ、州知事はハケル・リラ(元州知事の三女)、市長はジョアン・カンポス(元州知事の長男)、いずれも有力政治家ファミリー(アラエスとリラ)の後継者ですが、手堅い政治手腕を発揮しており、州民・市民の支持率は高水準を維持しているといえます。
こうしたノルデスチの魅力やノルデスチから見たブラジルの最新情勢について、在レシフェ総領事として経験を積み重ねておられる佐野浩明氏にオンラインで語っていただきます。
是非ご参加願います。

日 時 2025年2月26日(水)
10:00~11:30
[ブラジル時間25日(火)22:00-23:30]
開催方法 ZOOMウェビナー
※2~3日前にアクセスリンクを送ります
参加費 会 員 無料(ご家族も会員でお申し込みいただけます)
非会員 1,000円
※お申込みいただき次第振込先を連絡しますので、事前振込をお願いします。
お申込み 下記お申込みフォームにてお申込み下さい。
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