在留外国人と日本人の間に横たわる問題をテーマに描く短編ドラマ映画「ムイト・プラゼール」が横浜シネマリンにて、11月25日(土)17:50〜1日一回、1週間上映されます。
茨城の日系ブラジル人学校を訪れた高校生たちと日系ブラジル人の生徒たちが出会い、互いを理解しようとします。監督と脚本などを手掛けるのは朴正一。在日コリアンである鄭順栄が主演を務めるほか、実際の日系ブラジル人学校の在校生や卒業生らが生徒役で出演しています。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020の観客賞など受賞。初日25日は朴監督が舞台挨拶します。
朴監督が協会に送ってきたメッセージです。『この作品は茨城県にある日系ブラジル人学校にて撮影を行いました。制作意図は、日系ブラジル人の置かれた環境を広く知ってほしいという理由です。出演している日系ブラジル人の生徒たちは撮影時、実際にその学校に通っていた、もしくは卒業生達です。主演の鄭順栄も役柄と同じ在日コリアン、日本人高校生役の年齢もブラジル人生徒たち合わせ、同年代の若者達の交流を描きました。一昨年、4つの映画際にて入選(うち2つ受賞)、去年は東京、名古屋、今年は大阪の劇場にて公開されました。とはいえ、私個人の資金で作った素人の役者を集めた規模の小さい作品ですので興行は苦戦を強いられると予想されます。
宣伝にお金をかけたいところですが、この作品自体が私の出資100%ですし、一番売上があった去年の池袋の収益は全て滋賀県のコレジオサンタナ学園に寄付しました。
横浜の興行次第では、他の劇場でも上映できる可能性が出てきます。皆様に劇場に足を運んでいただきますようお願い申しあげます。』