ブラジル原産のサトウキビからつくられる蒸留酒カシャッサ。中でも、個人の酒造家が精魂をこめて作るクラフト・カシャッサは、国内外のBARで熱い注目を集めています。そんなクラフト・カシャッサの魅力を、このお酒が持つ文化や歴史的背景、そしておいしい料理と共に味わって頂く「カシャッサを楽しむ会」をチラデンチスの日の前日である4月20日(土)に開催しました。

4月21日はブラジルの祝日「チラデンチス記念日」。18世紀末、宗主国ポルトガルの重税政策に抗う独立計画がミナスジェライス州で興り、計画の首謀者とされたチラデンチスが処刑されたのが1792年のこの日と言われています。

“ミナスの陰謀”と呼ばれるこの独立計画の際、乾杯に使われたのが国産酒カシャッサで、チラデンチスが最後に残したのも「私の喉をこの地のカシャッサで潤したまえ」という言葉だったと伝えられています。

今回のカシャッサカウンシル主催(日本ブラジル中央協会共催)の「カシャッサを楽しむ会」では、チラデンチスにちなんでミナスジェライス州のカシャッサ、ミナスと陸路でつながり金やダイヤの輸出港だったパラチが所在するリオデジャネイロ州のカシャッサ、そしてやはり独立の気運に大きく関わっていたペルナンブッコ州のカシャッサなど、ブラジル各地の銘酒を、シュラスコと一緒に楽しんでいただきました。

トークコーナーでは、「クラフト・カシャッサ最新事情と、リオとミナスのカシャッサの歴史」(麻生雅人/カシャッサ・カウンシル・ジャパン主任研究員)、「かつて世界最大のサトウキビ生産地だったペルナンブッコ州のカシャッサ~その歴史と革新」(岸和田仁/「ブラジル特報」編集人)のミニ講演を行い、「アマゾンフルーツを使ったカイピリーニャ作りのワークショップ」もお楽しみいただきました。

 

日 時 2019年4月20日(土)
12:00-14:30(11:30受付開始)
会 場 シュラスカリア Que Bom 
(新橋)新虎通り店
(会場を借り切ります)
港区新橋4-1-1 新虎通り CORE店
アクセスマップ
 参加費 男 性 4,800円 / 女 性 3,800円
カシャッサ、カイピリーニャ+シュラスコ(9種類のシュラスコ+サラダバー+コーヒー)
主 催 カシャッサカウンシル ジャパン
共 催 日本ブラジル中央協会